◆かもめ◆赤坂アクトシアター/2008.06.28・07.05

2008–07–08 (Tue) 21:50
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■■■かもめ■■■

 【 作 】………アントン・チェーホフ
 【演出】………栗山民也
 【翻訳】………沼野充義
 【美術】………島 次郎
 【照明】………勝柴次朗
 【音響】………山本浩一
 【衣裳】………前田文子
 【ヘアメイク】………鎌田直樹
 【演出助手】………坂本聖子
 【舞台監督】………小林清隆

■■■キャスト■■■>

 【トレープレフ】………藤原竜也   【トリゴーリン】………鹿賀丈史
 【ニーナ】………美波         【マーシャ】………小島聖
 【ドールン】………中嶋しゅう     【シャムラーエフ】………藤木孝
 【ポリーナ】………藤田弓子     【メドベジェンコ】………たかお鷹
 【ソーリン】………勝部演之     【アルカージナ】………麻実れい

■■■ストーリー■■■

【かもめ公式】…http://hpot.jp/kamome/
【ホリプロ】… http://www.horipro.co.jp/ticket/kouen.cgi?Detail=107
【かもめブログ】…http://blog.e-get.jp/kamome/

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これから、明るく、楽しい、夏が始まろうとしているわけですが、そんな季節に逆行するかのごと、薄暗い内容の演目でしたが、現実感漂う面白いお芝居でした。
チェーホフの代表作という事で、当然舞台は異国の地なわけだけど、今の日本の世情と、とってもリンクする所があって生々しかったです。
トレープレフのように、現状の自分に対して、物凄く存在認識が曖昧になってきている若者って結構沢山いるんじゃないの?
世間であれ、肉親であれ、誰でもいいんだけど、自分自身の姿をハッキリと写し出してくれる鏡のような、第三者の存在が居ないというか。
ただ、その鏡も、なんでも有ればいいというわけじゃなくて、映らなかったり、曇っていたりしていても全然意味が無いわけで、ほんと、人間関係って、ややこしや〜♪(笑)
この劇を観終わって、つくづく思った事は、人間って個人単体では、自身の「生」みたいなものが実感出来ない生き物なんだなと思った。
2部に入ってからは、ある程度は世間に認識されていたようだけど(微妙な位置だけど・笑)、やっぱ、母親からの評価が得られないという事は、致命的な事だったのかもしれない。元々彼が歪み始めた原点は母親だもんね。そんな彼の精神をぎりぎりのラインで支えていたのは、ニーナという存在だけだったのかもしれないけど、そのニーナがまだ子供で、不完全な状態で夢を追っているうちはよいが、現状の自分に区切りを付けて、精神的な意味で自立を果した瞬間に、彼の中にたった一つだけ残っていた、鏡のような物が、こっぱ微塵に砕け散ったのかもしれない。
基本的に“変われない男”にとって他者の成長というのは致命的な出来事のような気がするよ。その壊れっぷりは、彼が自殺する前に放つ、ぞっとするくらいの無機質な台詞によく出ていたような気がします。
やっぱこういう演技をやらせたら藤原さんはとっても上手いんだよねー。感情表現の粒子が恐ろしく細いというか。ラスト、後ろ姿で書きかけの原稿を破るシーンは、墓石が立っているのかと思ったよ(笑)。

話は突然変わりますが、この作品は喜劇らしいね(笑)。

確かに前半のマーシャとかトレープレフを見ているとそんな気がしてくる。
こういった、思い込みの激しいキャラは暴走すればするほど面白かったりする(笑)。
特に、カードゲームのシーンでのマーシャは面白かったなー(笑)。

いちぃ〜…

にじゅうななぁ〜…

ごじゅう〜…

…って、怖いよ…。( ̄▽ ̄;)

番丁皿屋敷のお菊さんを連想してしまった自分。でも周り、あまり笑っていなかったなぁ(笑)。自分は気になって、気になってしょうがなかったんだけど(笑)。初見の時は、登場人物の台詞を追う事に必死だったので、このマーシャという人物を、“超ど直球”に受け止めてしまったんだけど、頭のギアをコメディーにチェンジして観てみると、彼女の全ての行動と発言が面白く思えてきてしまう。(不謹慎ですが…笑)
このマーシャとトレープレフって思い込みの暴走の仕方が、よく似ているような気がするんだけど、マーシャの方は、親からの愛情(しがらみ抜きのふつー親からの愛情という意味で)を受けている分、トレープレフのように致命的に壊れるという事はなく、
“一生超低空飛行”(笑)だけど、普通に人生をまっとうしていきそうな気がするのは私だけかなぁ(笑)

自分が考える喜劇のイメージって、吉本の新喜劇とか、アメリカンコメディーとか、裏も表も全く無い、超ど直球のコメディーを連想してしまうんだけど、外国の人ってどーなんだろか。この演目を見る限りでは、日本人が考える喜劇とは明らかに土台が違うような気もするのですが。
それは、チェーホフ個人の主観によるものなのか、ロシア人一般がそうなのかどうなんでしょうかね(笑)喜劇の土台にも、その土地の民族性が出るって事なのかなぁ。

淡々と綴られていく日常生活。
人と人との関わり合いの中で、無自覚にボタンが掛け違いられていく日常生活。
普通の生活って案外怖いものなのかもしれないね。
幸福にしろ、不幸にしろ、一見バラバラに見える個人個人の人生も、どっかで網目のように、繋がっていたりするわけで、チェーホフって、そういった網目を、見続けてきた人なのかもしれませんね。勝手な想像ですが(笑)
あと、相当な愚痴り魔だったような気がする…。 ←余計な一言(笑) 

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【 赤坂番外 】


赤坂だ…。
ストリームのヘビーリスナーの自分にとっては、まさに聖地か?(笑)
毎日ここから、小西さんとマッピーさんが放送しているんだなぁ。
…と、TBSのビルを仰ぎ見る自分(笑)。
先週の放送で、ここ赤坂がテロの標的になる可能性が有るかもしれないと、“立ち読み”と“コラムの花道”で放送していたので、少々びびっていたのですが、無事、帰れてよかったでし。観劇前、赤坂サカスの隣にある商店街の方で、食事をとっていたのですが、やっぱ、警官が多かったな。

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朔耶♪

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都内で普通に会社員をしています♪
音楽・舞台等に関しては常に
【現場確認・現場調達】
をモットーとしております(笑)
TVよりラジオが好きで、仕事中はいつも
聞いてます。特に今は、
TBSラジオのストリームの大FANです♪

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